あらすじ

文字が失われた崩壊後の世界。その男は本を「燃料」として燃やし、生きていた。かつて「日本」と呼ばれていた地域の廃墟。旧時代の叡智が眠る『図書館』を棲家とするサトシは、文字が読める数少ない人間だった。しかし、高度な知識が行き過ぎて滅んだこの世界では、知識は忌むべき存在。本はただ暖を取るための「燃料」でしかない。 村を訪れた行商人のセナとの出会いにより、サトシに転機が訪れる。二人三脚で、二人は知識を活かそうと試みた。 二人が経験したものは、成功と、挫折と、喪失。そして、知識を活かすことの、真の意味だった。 知識とは何か。人間と動物の違いとは。 これは、文字無き世界で独り本を燃やし続けていた男が、『書を司る者』となるまでの物語。 本を愛する全ての人にお届けしたい、新しいポストアポカリプス小説です。

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カクヨム2026/03/06
  • 現在の作品文字無き世界の図書館司書、燃え残りに火を灯す