あらすじ

「ただいま」 優しく笑う青年の大きな手が、少女の頭に伸びて、愛おしそうにその頭を撫でる。 「おかえり」 答える少女の声はか細いながらも、帰還の祝福に満ちている。 ある日急に、ぱちんと。人が弾けて消えた。 まるでシャボン玉が割れるように、呆気なく。 人が居た証は、その手から落ちてくしゃりと潰れた袋や鞄。 それから着るものを失った服だけ。 そんな怪現象が起きてから数年。 世界から、どんどん人類が消えていった。 老若男女も、貧富も人種も関係なく。 奇病か外敵かの判断すら間に合わぬまま。 なんの前触れもなく、人類は滅んでいった。 人の滅びた世界を、青年と少女が旅をする。 ――これは、そんな彼等の紀行録

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カクヨム
カクヨム2026/03/06
  • 現在の作品終末世界の紀行録