あらすじ
高校入学を目前にしながら病に倒れ、わずか十五年の生涯を終えた少年・石見 逞(いわみ・たくま)。
彼が残したのは、勉強机の上に置かれた一冊のノート──
「世界のみんなが幸せになるために」と題された、未来への願いが詰まったノートだった。
孫の夢を知った祖母・美紀(みき)は、悲しみの中で決意する。
「逞の代わりに、世界中の人を幸せにしよう」と。
SNSで思いを発信し、募金や支援活動を始めた美紀のもとには、同じ志を持つ仲間が集まり、やがて世界支援団体が生まれる。
家族とともに世界の困難に向き合いながら、美紀は少しずつ、確かに誰かの未来を変えていく。
逞が願った“幸せな世界”は、果たしてどこまで近づけるのか。
そして、美紀が歩む道の先に見つけるものとは──。