あらすじ
2026年、尖閣諸島で起きた「巡視船見殺し事件」。自衛官・伊崎利夫は、無力な国家と冷淡な同盟国に絶望し、制服を脱いだ。
彼が手を伸ばしたのは、天才科学者・真白が開発した禁忌の技術――ナノマシンによる「偉人人格のインストール」。
プロパガンダの天才・ゲッベルス。
人たらしの怪物・豊臣秀吉。
冷徹な統治者・徳川家康。
史上最強の知性を脳に宿した伊崎は、瞬く間に日本を熱狂の渦に巻き込み、桜島を拠点とした「核武装独裁国家」を築き上げる。
しかし、その狂気の裏には、ある「計画」が隠されていた。
暴走する新秩序を止めるため、伊崎が密かに配置した四人の男たち。彼らにインストールされたのは、西郷、大久保、竜馬、そして土方――かつて日本を夜明けに導いた「維新の英雄」たちだった。
「誇りある国を、信じて――」
知覧の空の下、曾祖父から受け継いだ血脈の物語が、今、最大のクライマックスを迎える。