あらすじ
オーラル海に浮かぶ大陸、ラトゥールフェスト大陸。其処には、数百に及ぶ国々がある。
その中でも巨大な王国九つ、帝国一つが昔から覇を競い合っていた。
しかし、帝王歴1050年に小さい国が突如襲撃してきた魔界の軍勢に潰され始め、一時休
戦し、対抗するため、世界最高の剣士を探すことになった。それが後の勇者と呼ばれる少年
である。
五年かかって帝国主催のコロシアムと称して、最強を決める選抜試験にて、ようやく見つけ
たが、そのなりはいかにも弱そうであった。
しかしながら、魔術師、戦士を引き連れ、パーティを組ませると様になっていた。
彼らは、遠征を開始した。
それは当時、世界にとって大きな希望になっていた。勇者は必ず魔物を殲滅してくれると、
誰もが信じて疑わなかったのである。
実際、彼らが出立してから魔物の数が激減した。
しかし、魔界へと繋がるゲートのある北方の海域にたどり着き、ゲートに侵入を果たした勇
者一行は、何年経っても行方知れずのままになってしまった。それから、何十年もの月日が
流れても、貧しく食っていくことが難しい国々、村々は多く存在し、その中で生活する者達
は、衰退していく国政に不満を募らせていた。
また、出現する魔物の数も以前より格段に減ったとはいえ、たった一体だけでも村が壊滅す
るだけの災厄となる。
その為、人類にとっての脅威であることには変わりなかった。
さらには環境の変化だ。
以前までには四季に異常はなく、順調に季節が回っていた。しかし、夏と冬に「逆転」が生
じた。このため、植物と動物はついていけず、絶滅する種が続出した。
また、人間の間でも魚や植物を経口して生じる疫病が流行った。
そして、国政への不満と、天災や疫病、魔物への恐怖が重なり、貧しい国、村々では子供に身売りをさせるなどの社会的な問題となっている。
そんな世界での冒険のお話し。