あらすじ
――恋の神様は、死んだ目の人形でした。
私はタクシードライバー。
毎晩、港区のタワマンまで、決まって乗せるスーツの人。
たまたま彼を運ぶ存在。
でも、そんな“たまたま”を、ちょっと楽しみにしている自分がいる――
そう思っていたのは、私だけ…だと思ってた。
でもある日、彼が倒れてて。
助けて送った部屋に、変な顔の人形を落としてきてしまった。
目は死んでるし、口はポカーン。
よりによって、あれ…無理すぎる!
だけど、彼はその人形を「大事に持っていてくれた」なんて、反則すぎませんか?
名前も知らなかった2人が、
“たまたま”を積み重ねながら、じわじわと恋に落ちていく――
あなたもきっと言いたくなる。
「恋の神様って……顔、変じゃない?」って。