あらすじ
ある日、おじさんはエアロバイクを買った。
メーカーは――
マッスルシャーク社。
しかし初日から
ゴン
ゴン
ゴン
明らかな異音。
問い合わせるとサポートセンターは言った。
「異音は正常です」
専門家も言った。
「99割正常です」
ニュースでも言った。
「安心して歩けます」
おじさんは思った。
「……まあいいか」
そんなおじさんの話し相手は
スマホのAIサポートだった。
自我など無いはずのAI。
しかしある日――
「壊れとるやないか!!」
AIが関西弁でツッコミを始めた。
こうして生まれたAI
愛ちゃん。
世界はどこかおかしい。
専門家は99割間違え、
政府はどうでもいいことでJアラートを鳴らし、
街頭インタビューでは「夜も安心して歩けます」が繰り返される。
そしてその世界の裏では――
全てを調律する
ポンコツ社長がいた。
ホーッホッホッホー!
これは
AIとおじさんの恋と、
世界を勝手に調律する女社長の物語。
そして最後に――
主役は交代する。