あらすじ
「今日も、無駄になってしまいました……」
セリーナの婚約者であるハンゼルは、異常なまでに女癖が悪かった。
彼に手作りの昼食が食べたいと言われたセリーナは、ハンゼルのために手作りの昼食を毎日持参していた。けれども、彼はいつも他の女子生徒と過ごすばかりで……。
作った昼食は、一度も婚約者の口に入ったことはなかった。
無駄にすることはできないと、二人分の昼食を無理に食べていたセリーナ。
それを、幼馴染のロベルトに見られてしまう。しかし、その出来事をきっかけに、ロベルトがハンゼルの代わりに昼食を食べてくれるようになる。
いつも優しく寄り添ってくれるロベルトだけが、セリーナの救いであった。
そんな中、婚約者のハンゼルは、用のある時にしかセリーナに声を掛けることはなかった。
課題を代わりにしてほしいとき、自分が弄んだ女の子のフォローをさせるとき。
いつも、彼の尻拭いをしているセリーナ。
そんな彼との関係の中で、セリーナの支えになっていることが一つだけあった。
それは、ハンゼルが、パーティーでは必ず一番最初に自分と踊ってくれること。
――しかし、それも友人の裏切りによって崩れ去ることになってしまう……。
ハッピーエンドです。