あらすじ

​「湊音(みなと)は別に好きじゃない。私は『湖晴(こはる)』のファンなだけだから」 ​無機質な病室。孤独な私を救ってくれたのは、幼なじみの湊音が笑って踊ってくれたから。 月日は流れ、彼はトップアイドル『湊月湖晴』として、世界中の光を浴びている。 ​私は、彼がアイドルとして輝き続けるために、自分の恋心を封印した。 額に残った、かつて彼を助けた時にできた「消えない傷」。 それが二人の絆だと分かっているからこそ、私は「ただのファン」を完璧に演じ続けると決めたのだ。 ​けれど、湊音は諦めない。 「いつか俺が引退したら、その時一緒になろう。だから、誰のものにもならないで」 ​執着にも似た一途な想いをぶつけてくる彼に、私の理性は限界寸前。 彼の人気は絶頂を迎える。――そんな中、グループの解散が発表される。 ​運命の引退ライブ当日。 予期せぬ病状の悪化で、緊急手術が決まった私。 ステージに向かう直前の彼が、病室へと駆けつけて言い放った言葉は……。 ​これは、世界で一番遠くて近い、二人の「最高のファンサ」に至るまでの物語。

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カクヨム
カクヨム2026/03/05
  • 現在の作品隣の最推し 〜最後のファンサは君だけに〜