あらすじ
「魔法銃は当たらない。それがこの世界の常識だった」
FPSの廃人ゲーマーだった俺、佐藤蓮(サトウ・レン)は、ある日突如として異世界へ召喚される。
だが、そこは優雅なファンタジーライフとは程遠い、硝煙と悲鳴が渦巻く戦場の真っ只中だった。
魔力を持たない俺に与えられた役割は、ただの「捨て駒の雑兵」。
支給されたのは、命中精度が最悪で『産廃』と蔑まれる「魔法銃」一丁。
魔法騎士たちが剣と魔法で華やかに戦う傍らで、俺たちは泥を啜りながら死ぬのを待つだけ……のはずだった。
しかし、俺は気づいてしまう。この魔法銃、仕様が完全にFPS(ゲーム)と同じじゃないか!
魔力操作で「感度(センシ)」を調整し、脳内UIで「レティクル」を固定。
重力による弾道落下も、風速による偏差も、すべてはかつてやり込んだゲームの経験値で計算できる。
「――エイム調整完了。……これ、ただのヌルゲーだわ」
戦場を縦横無尽に駆け、必殺のヘッドショットを連発する俺。
一介の雑兵が放つ「一撃」が、数万の魔王軍を、そして世界の常識をブチ抜いていく。
異世界にリスポーンはない。だが、俺のエイムが狂うこともない。
元プロゲーマーによる、無双の戦場狙撃録、開幕。