あらすじ
血液型で人生が決まる世界。
人々は生まれた瞬間に「型」を与えられ、その血液型に応じた役割を背負って生きていく。
刀型、呪術型、食型――それぞれの能力は社会の秩序として受け入れられていた。
そんな世界で生きる少年、刀刃虎汰。
彼の血液型は《刀型》。
戦うことを宿命づけられた血だった。
だが虎汰は、その血が嫌いだった。
血液型によって人の価値が決まるこの世界を、どこかおかしいと思っていたからだ。
そんな虎汰が入学したのは、特殊な血液型を持つ者たちが集められる学園――
《悠久学舎》。
そこには、常識では測れない血を持つ生徒たちが集まっていた。
宝石の血、発酵の血、蠱毒の血、西陣織の血――
文化と歴史を宿した血液型たち。
やがて虎汰は知ることになる。
この世界には、
「淘汰された血液型」が存在することを。
そしてそれが、
世界そのものを揺るがす存在であることを。
血液型に支配された世界で、
少年は自分の血と向き合う。
これは、
血によって決められた運命に抗う少年たちの物語。