あらすじ
「最高位の聖属性」と鑑定されたのに、一輪の花も咲かせられない。
そんな理由で「ハズレ聖女」と呼ばれ、公爵家を追放されたアリルは、生贄として「龍王の城」に送り込まれてしまう。
足を踏み入れた者は例外なく死ぬ――そんな噂の城で出会ったのは、冷酷な怪物ではなく、少し寂しそうで不器用な龍王レヴァリウス。
しかも彼はなぜかアリルのそばにいると毒気が和らぎ、ついには「最愛の番」として溺愛し始めて――!?
「貴様、私を火吹き棒扱いするとはいい度胸だ……!」
「だってレヴァリウス様の魔法、お料理にぴったりなんですもの!」
最強の龍王をコンロや温泉係にしてしまう図太い聖女と、彼女に完全に懐いてしまった孤独な龍王。
一方、アリルを捨てた公爵家は、彼女が「悪意を浄化する真の聖女」だったと知らぬまま、自らの悪意に焼かれて破滅へ向かい――。
これは、孤独だった最強の龍とハズレ扱いされた聖女が、美味しいご飯と温泉で世界を(ついでに元実家も)お掃除してしまう、ポカポカ溺愛ファンタジー。