あらすじ
ギャルゲーの世界のメインヒロイン・リズベスを待っていたのは、きらびやかな恋……ではなく、運営の悪意が詰まった「設定バグまみれの残念イケメン」たちの波状攻撃だった!
ストーカー・ニチャつき・説教――。
顔だけはいいが中身が「公害レベル」の攻略対象たちに、リズベスの堪忍袋の緒が物理的にブチ切れる。
「壁ドンは器物損壊、顎クイは暴行罪よ。……さて、どいつからデバッグ(処刑)してあげようかしら?」
忠実すぎる近衛騎士 ローザ、男装女子ギルドのカリスマ カトレア、そして自分を殺しにきたはずの無機質な暗殺者 ゼロを巻き込み、リズベスは扇子一本でシナリオを破壊し始める。
襲い来る「マザコン」や「ギャンブル狂」をなぎ倒し、ついに世界の理を司る「運営(神)」の塔へ殴り込み! 偽りの父親との決別、そして仲間との絆を経て、リズベスが掴み取ったのは、運営の用意したハッピーエンドではなく、自らの手で書き換えた「まともな帝国」だった。
果てに、女帝リズベスが隣に選んだ「最高のバグ(正解)」とは――?
「まともな男がいないなら、私が全人類を更生(デバッグ)してやるわ!」
これは、愛に飢えたヒロインが、物理と正論で世界を救い(壊し)、真の平穏を勝ち取るまでの、あまりにもやかましくて痛快な覇道の記録である。