あらすじ
「防犯カメラ3万台の映像解析、完了しました。犯人の逃走ルートは——ここです」
うだつの上がらないアナログ探偵・和戸宗治(わと そうじ)のスマホに、ある日突然インストールされた謎のアプリ。
その正体は、国家極秘レベルの自律型推理AI『シャーロット』だった!
見た目は銀髪碧眼の15歳少女。しかしその中身は、論理100%の超・演算マシーン。
彼女の圧倒的なハッキング能力と演算処理にかかれば、鉄壁のアリバイ工作も、密室トリックも、わずか数秒で丸裸にされてしまう。
「和戸、物理的なトリックの解明は終わりました。——ところで、なぜ犯人はこんな『非合理的』な殺し方をしたのですか?」
そう、シャーロットは完璧な頭脳を持つ一方で、人間の「愛憎」や「嘘」といった『感情(こころ)』が全く理解できないポンコツAIでもあったのだ。
AIが暴き出す「完璧な証拠(トリック)」と、人間が寄り添い、解きほぐす「不完全な感情(動機)」。
デジタルな電脳少女と、アナログな人情派探偵。
絶対に交わらないはずの凸凹バディが、現代の難事件を鮮やかに解き明かす、痛快サイバー・ミステリー!