あらすじ

私は、かの偉大なるゼマル・ミテル氏の史書を基に、 史料と伝聞、そして現地調査を重ね、 世の人々が読みやすい物語を書こうとする者である。 ハルモナ神聖朝の史官ゼマル氏は、政治と真実のあいだで葛藤しつつ、あの史書を編んだ。 尊敬すべき人である。 ただ、私にもひとつだけ取り柄がある。 それは、人の心を――多少なりとも――見ることができるということだ。 そう、私はずっと見てきた。 歴史に名を残す者の心を記したい。 否。 名も残らぬ人々にも光をあてたい。 大乱の時代に、彼らが何を思い、何を選び、 そして何を残したのか。 それを知ることが、今の時代を見つめ直す一助となればよい。

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カクヨム
カクヨム2026/03/05
  • 現在の作品カミビト