あらすじ
二百年前――地球外から飛来した未知の存在《ドール》と、世界各地に出現したダンジョン。
人類は魔力を供給することでドールを起動させ、魔物に対抗する術を得た。
それから現代。
ドールは社会に溶け込み、探索と戦闘は当たり前の時代となった。
だが、ドール学科に在籍する石浜秀馬はただ一人の“魔力出力ゼロ”。
汎用ドールすら起動できない落ちこぼれとして笑われる日々を送っていた。
そんなある日、祖父の遺品整理で納屋を掃除していた秀馬は、地下に隠された部屋を発見する。
そこに眠っていたのは、一体の古式ドール――桜花。
誰が触れても反応しなかったそのドールは、秀馬の手に触れた瞬間、静かに目を開く。
「……源之助、様?」
それは、千二百年前の英雄の名だった。
源之助を今も愛し続ける旧世代戦争特化型ドールと、魔力ゼロの少年。
代わりにはなれない。けれど、隣に立つことはできる。
契約ではない。
これは――約束の継続。
魔力を持たない少年と、剣を振るう未亡人型最終兵器が紡ぐ、爽快ダンジョンバトルファンタジー開幕。