あらすじ
カメラマンである石川朔にはトラウマがあった。
高校一年の冬、雪初の日に終わった初恋。
突然姿を消した最愛の人。
理由も告げられず置き去りにされた朔は、
「捨てられた自分」と「選ばれなかった現実」を胸に、心を凍らせたまま大人になる。
誰とも深く関わらず、
夜ごと綺麗な女を抱いても、何も満たされない日々。
そんな朔の前に現れたのが、
真っ直ぐ慕ってくる忠犬みたいな後輩・夏目遥だった。
距離を詰めてくる夏目を鬱陶しがりながらも、
その必死さに、かつての自分を重ねてしまう朔。
凍っていたはずの朔の心が夏目の温もりによって溶けはじめようとしていた。
だが、やがて訪れる最愛の少年との再会。
朔の止まっていた時間が動きだす。
そして、朔は選択を迫られる事になる
凍ったままの過去か、
温もりを感じる現在かを__