あらすじ

そこは、地図から消え去る日を待つだけの、行き止まりの廃屋だった 。庭には無惨に毟り取られたヒイラギの葉が散り 、内部には対話も慈悲も通じない「純粋な害意」が、黒い泥のように渦巻いている 。    浄霊師・馨(かおる)は、その圧倒的な呪詛を前にして悟る。魂の言葉を拾い上げる自分の「導き」では、この化け物を止められないと 。  死の冷気が肌を焼く中、現れたのは焦点の合わない瞳を持つ青年・修二 。姿は見えないが「声」が聞こえるという彼は、圧倒的な暴力性をもって怪異を断ち切っていく 。    視えるが払えない男と、視えないが壊せる男 。  二人の異能が最悪の場所で噛み合ったとき、血の匂いと金切り声に満ちた「除霊」が始まる 。  これは、孤独な二人がおぞましい怪異の「核」を撃ち抜く、戦慄のバディ・ホラー 。

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カクヨム
カクヨム2026/03/05
  • 現在の作品ヒイラギの散る廃屋で