あらすじ
進路に迷う高校生・海斗の隣には、いつも幼馴染の一色唯がいた。
彼女は海斗の人生において、常に最適解を提示する絶対的なナビゲーター。海斗にとって、彼女の言葉に従うことは、失敗のない「正解」の人生を歩むことと同義だった。
しかし、ある日の昼休み、クラスメイトが放った一言が、海斗の心を揺さぶる。
「時計なんだからさ、やっぱ動いててほしいじゃん?」
合理的な「正解」と、割り切れない感情。その狭間で、海斗は初めて自分自身に目を向ける。
止まっていた時計の針を動かし、計算不可能な明日へと踏み出す。
これは、一人の少年の静かな冒険の記録。