あらすじ
【その「夢」は、感染する。】
王歴2500年、3月3日。
平和なはずのひな祭りの朝、街は突如として「爆発」に包まれた。
現場に残されたのは、頭部だけが空間ごと消失した黒焦げの死体。
凄腕の探偵、通称『アンデッドタッチ』。
死者に触れ、その最期の光景を読み取る異能を持つ男は、
凄惨な現場で一つの矛盾に突き当たる。
「爆弾なんてどこにもない。――こいつら、自分の頭を爆弾に
変えやがった」
これは、異能が日常を浸食し始めた時代の転換点。
一人の探偵が、虚無感と共に真実を拾い集める、静かなる記録。