あらすじ
聖女候補として、聖女になることだけを夢見てきたディアナ。
国のために尽くす部隊を救うことが、聖女候補のディアナに与えられた使命。
それなのに、ディアナは使命を全うするほどの丈夫な体を持っていなかった。
聖女に最も近いと言われていたディアナだが、自分よりも健康的な少女が現れることで国からあっさりと追放されてしまう。
国から捨てられたからといって、別に治癒魔法が滅んだわけでも自分の中から消滅したわけでもない。
職に困ることはないけれど、聖女候補として十年以上の年月を過ごしてきたディアナ。
だが、聖女に落選したという事実は大きかった。
聖女になれなかった『あの子』の魔法の質は、本当は悪い力の持ち主なのではないか。
聖女に落選した理由を根掘り葉掘り聞かれることは間違いなく、そのたびにディアナは雇用主の顔色を窺わなければいけなくなる。
騒がしい未来しか待っていないと思っていた矢先。
「俺と一緒に、開業医をやりませんか?」
魔法使いのフェルから、開業医になることを提案される。
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