あらすじ

引越し作業員、水谷恭平(21)。  高校生、吉野樹里(16)。    二人の出会いは、樹里の母親の引越しがきっかけだった。  樹里は高校の美術部で人間関係がこじれ、学校に行けなくなっていた。居場所がない彼女は、恭平のマンションに通い詰めるようになる。  恭平は、樹里を「野猫」に例えて、彼女の赴くままにさせておく。  恭平もかつて高校では苦い思いをしていて、バレーボール部を辞めたことで周囲とうまくいかず、やるせない高校生活を送っていた。樹里を守ることは、過去の自分を守ることでもあった。  一緒に過ごすうちに、二人の関係は少しづつ変化し、やがて周囲も巻き込んでいく。  社会人も学生も、ときには気付かないほどゆるやかに、変化しながら生きている。  これは樹里と恭平と、その周囲の距離感をめぐる物語。

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カクヨム
カクヨム2026/03/05
  • 現在の作品ダンボールに野猫