あらすじ

『101個目のキライ ―言えないよ―』

笑いすぎて
涙が出るところがキライ

指でそっと
その涙を拭うところもキライ

なんでもない話で
夜が終わってしまうところも

僕の冗談を
本気で笑ってくれるところも

全部、キライだ

だから僕は
ノートを開いて

ひとつ
またひとつ

君のキライを数えた

強がるたびに
ページは増えて

夜が来るたび
君が増えていった

本当は知っている

その全部が
好きな理由だってこと

でも言えない

言えないよ
好きだなんて

君が笑う世界を
壊してしまいそうだから

だから今日も
道化みたいに笑う

君がいなくなった夜

ノートの最後のページに
ひとつだけ残った

101個目のキライ

それは

**君がいない世界**


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アルファポリス
アルファポリス2026/03/05
  • 現在の作品『101個目のキライ ―言えないよ―』