あらすじ
「すべては、我らが祖先の無力さから始まった――」
幾千年の長きに渡り、この群島の無垢なる純潔(ニルマラ)は、『白の秘術(アジアン・プティ)』によって守り抜かれてきた。しかし、宇宙の理を捻じ曲げるような「邪悪な歪み(ドゥルジャナ)」がこの世界を通り抜け、太陽(バガスカラ)の光を飲み込み、後に残されたのは底知れぬ絶望だけであった。
大地の楔(パモン・ジャガット)となるべきであった偉大なる長老(セセプ)たちは今や、内側から腐敗し、決して許されざる呪縛に囚われている。
生き残った我々にとって、この現世(マヤパダ)はすでに穢れきっている。我々が吸い込む空気さえも、今は『呪殺(サンテット)』――造物主(かみ)の意志と宇宙の法(ダルマ)に傲慢にも牙を剥く、致命的な禁忌の邪術――によって満たされているのだ。
絶対的な守護(サダジワ・ラクサ)を失ったこの世界に、我々を救う祈りはまだ残されているのだろうか?