あらすじ
「まじない」と「のろい」、その字は同じ——。
真夏の公園、空腹を抱える高校生のFと「私」の前に現れたのは、万引きを強要された震える少年だった。
不良たちの背後を洗ううちに見えてきたのは、神仏の名を借りて弱者の生活を蹂躙し、大金をむしり取る卑劣な「呪い師」の正体。
「無知は罪や。知らん奴しか騙せんのよ」
ある時は容赦のない鉄拳を、またある時は静謐な読経を。
理不尽な搾取に怒り狂うFの咆哮が、夏の陽炎を切り裂く。
宗教を悪用する「生身の悪」に、異能の少年はどう立ち向かうのか……
暴力と祈りが交差する、シリーズ屈指の社会派エンターテインメント
金曜日の夜、すべての偽善を叩き斬る——。