あらすじ

市役所に新設された「おまじない課」。そこを訪れるのは、願いが“叶った人”だけだった。返礼票に署名し、赤い丸シールを二つ貼って帰る――三つ目の丸の位置だけが、いつも空白のまま。臨時職員の私は書庫で“運用記録”を見つける。願いは奇跡ではなく行政の調整で叶えられ、その代償として社会から“識別子”が回収されるのだと。帰宅後、母は私の名前を呼べなくなっていた。叶ったぶんだけ、返してください。そう告げる声が、今度は玄関の向こうから聞こえる。

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エブリスタ
エブリスタ2026/03/04
  • 現在の作品おまじない課