あらすじ
中学二年の夏休み、景司は友人の崇、淳、晃と四人で河原へキャンプに出かける。夜、懐中電灯と小さなランプの灯りの中で、崇の思いつきから「好きな女子を言い合おう」という無謀な提案が飛び出す。恥ずかしさから全員が反対し、代わりに「嫌いな女子を嫌いな順に言おう」という奇妙なゲームが始まる。だが順番に名前を挙げていくうち、どうしても言えない最後の一人が残ることに気づく。そして思い切って同時に叫んだ名前は、なんと四人とも同じだった。恋のライバルになるはずの彼らは、なぜか大笑いし、誰かが本気になったら応援しようと約束する。不器用で臆病で、でもまっすぐな少年たちの、まぶしい青春の一夜を描く物語。