あらすじ

私は文字を読むのに、普通の人よりも時間がかかります。
覚えたはずの漢字も、形を正しく認識できず、間違った形で記憶してしまうことがあります。
人の言葉を理解するのにも時間を要します。
ガヤガヤした場所では会話が聞き取りにくく、電話の声も苦手です。
計算も得意ではありません。
子どもの頃も養成校時代も、テストの成績は良くありませんでした。
担任の先生からは「ちゃんと勉強をしなさい」とよく叱られていました。
それでも私は、根拠のない自信だけはありました。
「自分はいつか花開く」と思っていたのです。
言語聴覚士の国家試験の年、私はバセドウ病を発症し、思うように勉強する体力がありませんでした。
しかしその時、勉強方法を大きく変えました。
それが良かったのか、国家資格を取得することができました。
資格を取得した後、尊敬できる医師や立派な先輩と出会うこともありました。
一方で、「お前は医療に向かない」と怒鳴られ、冷笑され戦力外とされた経験もあります。
そんな中で私が出会ったのが、離床という考え方でした。
身体を起こし、生活の中で動くことによって、言語や嚥下の機能も改善していく。
さらに私は、音楽療法のリズミック・イントネーション・キューイングをアレンジし、自分なりの方法で言語聴覚士として25年間働いてきました。

これは、その25年の経験と2026年に入院患者となった経験を通して、後輩たちに伝えたいことを書いた記録です。

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アルファポリス
アルファポリス2026/03/05
  • 現在の作品学習障がいのSTだから