あらすじ
世界の根幹たる世界樹に抱かれ、あらゆる文明、あらゆる世界が繋がりあった時代。
その多様性は空前の繁栄を生んだ。
星々を越える船。
天を衝く建造物。
神秘的な力の数々。
人類が暮らす星ガリアもまたその恩恵を享受していた。
しかし、栄華を極めた人類の輝かしい時代はスローンとの終わりみえない大戦で疲弊し、滅亡寸前まで追い込まれてしまう。
そこで人類は最後の手段をとった。
世界樹との繋がりの象徴であるアズラの門を自らの手で閉じ、他の世界との繋がりを断ち切る事でスローンを閉め出そうとしたのだ。
全てを失うとわかっていながら。
人類の目論見通り繋がりを失ったスローンは消え、滅亡は寸前で回避された。
それから二千年。
消息を絶った兄ルーセスの行方を追うナリスは、仲間達と共に渡りと呼ばれるある男を探していた。
男の名はガラフ。
渡りの中でも凄腕と噂される道先案内人だった。
説得の末ガラフの協力を得たナリスは、生まれて初めて国を出て過酷な旅へと踏み出していく。
目指すは死の海に囲まれ、誰もが到達不可能だと言うアルケイデス大陸。
そこは、兄ルーセスが行方を絶った場所でもあり、かつて人類が繁栄を極めた中心地でもあった。
一方、ガラフはかけがえのない存在とのたったひとつの約束を果たすため、世界中を渡り歩きながら、ソロムと呼ばれる古の賢者の行方を追っていた。
しかし、二十年に渡る旅路で得られた情報は僅か。
焦るガラフは一縷の望みを託し、ナリス共に海を越えアルケイデス大陸を目指す。
途中、リヴィアの街で不思議な力を持つ少女イグリッドをナリスが助けた事で一行は危険な存在に目を付けられてしまう。
未来視ができるイグリッドの力を手に入れるため、マフィアのボス、シスロは追跡に長けた異能の集団、渡夜衆を追っ手に差し向ける。
ガラフの機転により一度は追っ手を振り切るが、シスロの執念に次第に一行は追い込まれ、とある廃墟でついに補足されてしまう。
進退きわまる一行の前に、さらに恐るべき存在が姿を現す。