あらすじ
「無能な女など不要だ!」
婚約者である第一王子カイルに婚約破棄され、国から追放された公爵令嬢ユノア。
彼女が一人で維持していた王都の結界は、ユノアが去った途端に崩れ始める。
宿を追われボロアパートに身を寄せた彼女が出会ったのは、行き倒れの不潔な男・アルス。
介抱した男の正体は――100年前に王家を救った「伝説の賢者」本人だった。
「君の魔力操作は神業だ。僕の隣に立てる唯一の天才だよ」
その才能を見抜かれ、ユノアは賢者に溺愛されることになる。
だが王家は、建国以来の「伝説の至宝」を披露する式典を開催する。
それを見たアルスは、あっさりと言い放った。
「それ、昔鼻をかんで捨てた紙だよ?」
偽物の至宝とゴミ同然の聖剣に国を預けた愚かな王子たちの末路とは――。