あらすじ
「勇者のために尽すのは『成長のチャンス』だろ?」
「魔王様への忠誠を、サービス残業で証明しろ!」
魔王軍は昭和さながらの根性論。勇者パーティはキラキラした笑顔のやりがい搾取。
王国軍は官僚的な縦割り組織で責任転嫁。帝国軍は24時間勤務が「軍の栄誉」……。
この異世界は、どこもかしこも「辞めさせてくれない」ブラックな職場の吹き溜まりだった。
理不尽な契約と、首筋に浮かぶ『絶対隷属の呪印』に縛られた労働者たち。
絶望の現場に、黒いコートをなびかせた男が現れる。
「お疲れ様です。退職代行『アンバインド』、エージェントのゼノンです。
――これより、本人の希望に基づき、不当な契約を強制解除(アンバインド)させていただきます」
これは、国家や陣営の枠を超え、理不尽な上司を法律(軍規)と武力で叩き伏せる、中立のプロフェッショナルたちの物語。
「あなたの人生、お預かりします。……後のゴミ掃除は、私にお任せを」