あらすじ
世界の宙天を覆う環空型静止衛星「アルケミア」によって、人々は暮らしのために己の手でモノを作ることを放棄した。
国家はアルケミアを護る国、アルケミアを攻撃する国、そしてアルケミアに頼らず暮らす国の派閥に別れて対立しあう日々。アルケミア開発国である日本も、アルケミアを護る国家とアルケミアの恩恵を否定する過激派が国土で抗争を繰り返す日々。
そんな日々の中に咲く日常を謳歌していた高校生、日下サカキは部活の帰り道に全裸の女性が道に倒れているのに遭遇する。警察を呼ぼうとした矢先、一騎のロボット──IIW(イマジナリー・イリーガル・ウェポン)が彼女を連れ去ろうとする。
彼女を護ろうとしたサカキも無理やり連れ去られ、ロボットから降りてきた女に倒れていた女性の真実を知る。
「彼女は、エルフだ。しかもただのファンタジーな存在じゃない。アルケミアの暴走が作り出した、空想生命体だ」
追ってくる国家の魔の手、エルフに慕われるサカキ。サカキは日常と戦場の間で人生の決断を迫られる。エルフを護るか、世界を護るか。
高校生のサカキはその日、空想が現実を超える日を見る。
SF×空想×創作のミックスサイエンス譚、始めました!