あらすじ
この宇宙船、強すぎて戦闘が癒やしなんですが
俺は、ただ静かに生きたかっただけだ。
ある事故をきっかけに、本来なら命を落としていたはずの青年は、見知らぬ銀河で目を覚ます。
英雄でもなければ、征服者でもない。
彼が与えられていたのは――常識外れなほど強すぎる宇宙船の船長という立場だった。
その宇宙船は、 過剰な破壊を伴わずに敵艦隊を無力化し、
戦争が始まる前に衝突を終わらせ、
本来は苛烈であるはずの戦闘すら、なぜか心を落ち着かせる行為へと変えてしまう。
冷静沈着な船内AIの補佐もあり、
彼にとって戦いとは「勝つこと」ではなく、
銀河に広がる混乱を整える作業に近かった。
だが、平穏な旅はそう長くは続かない。
星々を巡る中で彼が出会うのは――
内戦に揺れる惑星の王女、
滅びゆく文明から逃れてきた女戦士、
故郷を失った異星人の天才技師、
そして、船以上に“彼自身”に興味を示す謎多き存在たち。
ハーレムを築くつもりなどなかった。
銀河の中心に立つ気もなかった。
それでも彼は、いつの間にか
**多くの世界にとっての「均衡点」**となっていく。
立ちはだかるのは、単なる宇宙海賊だけではない。
文明間の冷戦、
封印されるべき古代兵器、
「平和は弱さだ」と信じる過激な思想。
それでも船長は選び続ける。
最も早く、最も静かに、争いを終わらせる方法を。
なぜなら――
この宇宙船にとって、
そして彼にとって、
戦闘とは破壊ではなく、
荒れ果てた銀河を癒やすための手段なのだから。