あらすじ

「俺が何もしなければ、世界は平和なはずだった」 触れるものすべての物理法則を捻じ曲げる『絶対的な力』を持ちながら、誰かを傷つけることを恐れ、自ら日本政府のモルモットとして自我を殺し、ただ息を潜めるだけの「空っぽで無害な神様」を演じていた。 そんな彼の唯一の救いは、底辺VTuber『神楽みこと』。 「綺麗事なんてどうでもいい。私の夢の踏み台になれ!」 他人の応援も金もすべて自分の養分にすると公言する、彼女の剥き出しで強欲な「エゴ」。自分を持たないように過ごしていた青年は、その強烈な利己主義に眩しいほどの光を見出し、彼女に狂おしい依存を深めていく。 しかし、そのたった一つの「推しへの愛」が世界を狂わせる。 暗号化通信を逆探知され、青年の遺伝子と能力データが敵国へ流出。凄惨な戦場に大量生産される、己の顔をした劣化クローン兵器たち。さらに世界中の諜報機関や暗殺組織が、最強の兵器を操るための「鍵」として、最愛の推しの命を狙い始めた。 「――俺が安全な場所で思考停止していたから、こんな地獄が生まれたんだ」 自分の事なかれ主義が無関係な命を奪い、推しを死地へ追いやったと知った時。 無敵の神様は自ら絶対防壁を解除し、生身の痛みと共に「防衛」だけの引きこもり生活に終止符を打つ。 もう、理性的で優しいモルモットは死んだ。 ここからは、明確な殺意を持った「攻撃」の時間だ。 「――俺が全部『更地』にしてやる」 これは、究極の自己犠牲で世界から隠れていた空っぽの青年が、究極の利己主義で輝く推しの夢を守るため、ただ一人のダークヒーローとして覚醒し、世界中の戦争と悪意を単独で蹂躙していく、最高に独善的で痛快な反逆の物語??

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カクヨム
カクヨム2026/03/03
  • 現在の作品推しのためなら戦争だって