あらすじ

ぷるんっ。……あれ? わたし、なんか透けてる? ていうか、手も足もないんだけど!? えっとね、気づいたらわたし、「最弱スライム」になっちゃってたの。 昨日までは、ごくふつうの学生だったはずなんだけど…… 目を開けたら、見渡すかぎりキラキラした森の中で、 しかも地面に吸い込まれる感じでぴょんって落ちたの。 ――そこが、わたしの“新しい人生(ぷるぷるライフ)”の始まりでした! 最初はすごく怖くて、「モンスターに食べられたらどうしよう」って思ってたの。 でもね、なんだかお腹がすいてきて……そこにいた虫を、ぱくっ。 ……そしたら、体の中で何かが光って、「スキルを獲得しました」って声が聞こえたの! それからは、不思議の連続。 食べるたびに、少しずつ強くなるの。 花の蜜を吸えば《再生力アップ》。 小鳥を吸い込めば《飛翔のかけら》。 大きな狼を飲み込んだら、《体積拡張Lv3》だって! あのね、食べれば食べるほど、世界が広がっていくの。 怖いこともあるけど、なんだかワクワクもして――。 「わたし、最弱スライムでもがんばれる気がするの!」 最初は虫一匹に逃げ回ってたわたし。 でもいまは、ちょっと違うよ? 森の奥でドンと構えるドラゴンさんの前に行って、 「こ、こんにちは〜。その尻尾、ちょっとだけ食べてもいい?」って言えるくらいには。 それができるのは、このスキル『捕食進化(デヴォール・グロウ)』のおかげ。 どんなものでも“食べたら自分の力に変わる”最強スキル! でもね、調子に乗るとすぐ“暴食モード”になって、 気づいたら仲良くなったウサギさんまでぺろりしかけたりして……(反省中なの!) そんなわたしを、いつも助けてくれるのは“勇者志望の少年ルーク”。 森でおなかを空かせてたとき、偶然わたしを拾ってくれたんだ。 最初は「かわいいスライムだな」って言ってくれたけど、 魔物を食べて進化するわたしを見て、最近はちょっと引き気味……。 でもそれでも一緒にいてくれる、優しい人なの。 そして、ふたりで旅をするうちに気づいたの。 この世界、“食べる”って、生きるってことなんだね。 わたしはただ強くなりたいんじゃなくて、 ――“生きてる自分”をちゃんと感じたいの。 スライムになって、形は変わっても。 食べ物の匂い、あったかい日差し、友達の声―― 全部、ぷるぷるの身体でちゃんと感じてる。 だから、今日も食べて、成長して、笑って生きるの! 「ちっちゃくても、もぐもぐしたら無敵になるの〜♪」 最弱スライムだったわたしのぷにぷに冒険譚、 もぐもぐ進化ファンタジー、はじまりはじまり〜♡

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カクヨム2026/03/03
  • 現在の作品最弱スライムに転生したけど、可愛いは最強スキルだった件。