あらすじ
むかーし、むかしのことじゃ――。
幽霊も妖も、いまどきは人間よりおしゃべりで、ちょっぴり不器用。
そんな連中が集まるのは、とある男・太郎の周り。
階段で出会った白髪の老婆、
井戸の底で待つ花嫁、
夜のコンビニで水を温める幽霊、
狐の嫁入りに巻き込まれた奇妙な行列、
そして仏壇からLINEしてくる母ちゃんまで。
どんな怪異も、太郎の前では拍子抜け。
恐怖より人情、涙より笑い。
「怖がらぬアホ」は今日も幽霊を困らせる。
――怖いけど、ちょっとあたたかい。
食べて、笑って、生きていく。
瑞希涼が描く“人情怪談童話”シリーズ。