あらすじ
魔法? チートスキル? そんな便利なもんはねぇ。
あるのは26年間、地獄の底で死線を潜り続けた「ただの暴力」だ。
序盤の展開と主人公の魅力をギュッと詰め込み、続きが読みたくなる構成にしています。
2000年、世界各地に突如として現れた異界の穴『ダンジョン』
当時16歳だった鮫島瓜生(さめじま・うりゅう)は、到底勝ち目のない敵から仲間を逃がすため自ら囮となり、深い深い奈落の底へと取り残された。
それから26年後の、2026年。
ダンジョン探索は政府に管理され、探索の様子をネットで生配信する「ワーカー」たちが持て囃されるエンタメの時代へと変貌していた。
ある日、有名配信者パーティー「ステラ」は、安全圏であるはずのB25階層で未知の強敵に遭遇し、全滅の危機に陥る。
リーダーの少女【朱音】が仲間を逃がすため「私が囮になる!」と叫んだその時――。
『馬鹿野郎。囮が逃げ切れた試しなんて、この26年、一度もねぇよ』
彼女の前に現れたのは、獣の皮を纏い、凄まじい悪臭を放つ「野人」だった。
魔法もチート能力もない。ただ生き延びるためだけに己の肉体を極限まで鍛え上げ、異常なまでの戦闘経験を積んだ42歳の男、鮫島瓜生。
現代の最新鋭装備でも傷つけられない怪物を、手製の「骨の剣」と常軌を逸した身体能力で瞬殺するおっさん。
その圧倒的すぎる蹂躙劇は、空飛ぶ光るハコ(ドローンカメラ)を通じて、全世界に生配信されていて――!?
「今って……2026年!? あれから26年も経ってんのかよ!」
浦島太郎状態の最強サバイバーが、泥臭くも圧倒的な物理の力で、現代のダンジョン常識をぶっ壊す!痛快サバイバル×配信ファンタジー開幕!