あらすじ
異世界へ転生した主人公は、女神に気に入られた代償として特別な恩恵を授かる。
それは高度な《回復魔法》と、身体的不備や衰弱時に力を与える《活力魔法》。
さらに彼は、祝福に“別の効果”を重ねることができるという、誰にも知られてはならない力を密かに与えられていた。
そこそこ裕福な家に生まれた彼は、その才能を存分に発揮し、教会内で頭角を現す。
奇跡を起こす若き神官として名を馳せ、わずか二十歳という異例の若さで司祭へと昇進。
清廉で温厚、献身的――
シスター達の憧れの的となり、騎士団からも信頼される“理想の聖職者”。
だが、その聖なる仮面の裏で、彼は祝福に甘美な余韻を忍ばせる。
癒やされたはずの心身に、忘れがたい熱を残す“裏祈祷”。
最初は戸惑い、拒絶する。
だが一度知ってしまえば、祈りの時間は特別な意味を持ち始める。
清楚なシスターは、自ら夜の祈祷を願い出るようになり、
誇り高き女騎士は任務の名目で教会を訪れ、
ついには高貴なる王女までもが「信仰心」の名のもとに足繁く通う。
奇跡に救われたはずの彼女たちは、次第に“救われる側”ではなくなる。
身も心も差し出し、彼の祝福を求める存在へと変わっていく。
聖域の中心に立つのは、清廉なる司祭か――
それとも、甘美な祝福で女たちを絡め取る裏の導き手か。
これは、信仰と欲望が交錯する聖域で、
一人の転生司祭が築き上げる、背徳のハーレム譚。