あらすじ
女子高生の早瀬ミカは、片思いしている白雪アヤに告白した。
瞬間。日本列島を覆うようにして、巨大なダンジョン・ホール(直径約3,000km)が出現。
このときミカは、呆気なく死んでしまう。だがその魂は、地球外の機械生命体【Θ】に拾われる。
【Θ】曰く、ダンジョンを創ったのは侵略知性体なのだとか。
そしてアヤは、まだダンジョン内のどこかで生きているそうだ。
──だったら助けにいくに決まっている!
こうしてミカは人間を捨て、≪宇宙破壊人型兵器≫β版に転生する。
それは人類の科学では、魔法と見分けのつかないほどの超兵器。
さらに自ら、チート級兵装をカスタマイズしていく。因果律崩壊駆動、特異点貫通螺旋、次元断層障壁、終焉銀河反転モードetc.
準備は整った。
ところがダンジョンに入るさい、これらチート兵装群はいったんリセットされるそうだ。
ダンジョン内に巣くう侵略知性体たちを狩り、虚数エネルギーに変換していくことで、一つずつチート兵装を取り戻せるらしい。
「それ、レベル上げしろってこと? なんか話が違うような……まぁ、なんとかなるか。まっててね、アヤちゃん、いま行くからね!」
こうして、世界統合軍も攻略不可と諦めるダンジョンを、破竹の勢いで進むオーバーテクノロジーの人型兵器。やがてその存在は、当人の自覚とは関係なく、人々のあいだで伝説となるだろう……
かくして宇宙も壊せる(かもしれない)兵器に生まれ変わった少女のダンジョン攻略が始まる。