あらすじ
死の淵にいたエヌ氏の前に現れたのは、時代錯誤なマントを羽織った「吸血鬼」だった。
最悪の災難に見舞われたはずのエヌ氏だったが、翌朝、彼の体には奇跡が起きる。絶望的な病が完治し、二十代のような若々しさが蘇っていたのだ。吸血性のウイルスがもたらした、究極の「特効薬」。
しかし、その驚異的な回復力には、あまりにも皮肉な代償が隠されていた。
【特記事項】
本作は星新一氏のショートショートに敬意を表した、SF風の掌編小説です。現代社会に潜む皮肉と、エヌ氏の数奇な運命をお楽しみください。
デビュー作です。お手柔らかに。