あらすじ
就活12社連続お祈りメール。自分の長所は「特にありません」。
そんなダメダメ大学生・藤宮花蓮(22歳)の唯一の癒しは、古びた神社でのバイトだった。
ある夜、御神体の櫛が突然光り輝き──気づけば花蓮は、桜と紅葉と雪と新緑が同時に咲き誇る異世界「常世の国」に立っていた。
「我らが待ち望んだ方……神落としの巫女様」
目の前には、絶世の美男子が八人。
炎のように情熱的な王道ヒーロー、氷のように冷たい毒舌美形、優しすぎる癒し系、寡黙な忠義の騎士、妖艶で裏がありそうな謎の男、包容力あふれる年上の神官、天然すぎる美少年、豪快で料理上手な兄貴分──。
八柱の守護者と呼ばれる彼らは、花蓮を「世界を救う巫女」だと言う。
「違います普通の大学生です帰してください」
だが常世の国は、世界を支える八つの結界が穢れに蝕まれ、崩壊の危機に瀕していた。
花蓮が目覚めたチート能力「万象浄化」──あらゆる穢れを浄化し、触れた者の力を解放する万能スキル。しかもピンチになると桜吹雪と共に自動発動する。
ただし、真の力を解放するには条件がある。
八柱の守護者全員と「心の絆」を深めなければならない──。
「つまり全員と仲良くならないと世界が滅ぶってことですか?」
「ええ、そういうことです」
「無理ゲーすぎない?」
帰還の条件は、全ての結界を浄化すること。
それぞれの守護者が抱える過去の傷、世界の裏に潜む闇の王の脅威、そして花蓮自身が知らない「巫女の力」の真実──。
就活より確実にヤバい状況で、花蓮の異世界サバイバルが始まる。
※本作は火曜・金曜21時更新です。