あらすじ
XX年 夏
内容——傀頼 響(かいらい ひびき)の神性の有無についての最終報告
判定:△
状態:Discarded
父は別の女と不倫して家を出ていき、母は少女が中学生に入学時に、過労死。
周りの親戚からは疎まれ、必要最低限未満の資金援助はしても、決して家の敷居に入れさせてはくれなかったそうだ。
その結果、家もなく…昼波高校の近くにある公園で毎日、孤独に貧しい生活を過ごす。
高校生になったある日。慣れないアルバイトで心と体を壊しかけていた時に突如として、本人曰く、「天啓が舞い降りた」とか意味不明な供述を繰り返している。
当時、彼女には殺害した男子高校生ともう1人の友人がいたが…自分の境遇や生活は隠蔽していた。
8年前に男子高校生の首を両手で引きちぎったという謎の怪力があれ以降、発揮されることはなかったものの、事情聴取中に天啓(『カミサマ』)とやらと話しているらしき言動を何度も目撃、確認した。
共通してどれも理解不能な言葉の数々ではあったが、念のためにボイスレコーダーに記録したヤツを、この報告書と一緒に同封した上で、俺のクソガキを上手く、口車にのせて『谷口財閥』に提出させとく。
とにかくだ。前にやった精神鑑定の結果が、待たれるばかりである。
追伸
万が一にも、提出が遅れたら「高校が今、夏休みに入ったから山籠りしに行く」とか言ってた前時代的なバカ息子のせいだから、俺を責めんなよ、この野郎。
作成者 山崎 栄介