あらすじ
世界を癒す“聖紋”を授かった少女・リリア。
けれどその力は、彼女の命を削る「呪い」でもあった。
医師の宣告は残酷だった――
「君の命は、あと一年だ」
泣くことをやめ、彼女は決意する。
「ならば、私は生きた証を遺す」
崩壊しかけた王国を救う旅の途中で出会ったのは、
無愛想な騎士・カイル。
ぶつかり合いながらも、二人の心は少しずつ近づいていく。
世界を癒すための旅が、いつしか“彼と過ごす最後の一年”へと変わっていく。
――滅びゆく世界で、滅びゆく命が、ひとつの奇跡を生む。
これは、“限りある命”で“永遠”を願った少女の物語。