あらすじ
世界は救われない。だから少年は、幸せになろうとした。
悪魔憑きの少年クサヴェルは、旅の途中で教会所属の福音旅団と遭遇する。
天敵であるはずの聖騎士ナタリーに一目惚れした彼は、彼女を連れて逃げ出した。
行く先々でトラブルに巻き込まれながら旅をする二人。裏表のないクサヴェルの人間性に、悪魔憑きとわかっていながらナタリーも次第に惹かれ始める。
しかし、別の悪魔憑きキケと遭遇した時、クサヴェルの過去が明らかになる。
「おれ、一回死んでるんだ」
彼が求める「幸せ」は、人を救うものなのか、それとも破滅へ導く呪いなのか――。