あらすじ

もしも上杉謙信が「義」だけでなく、誰にも語られなかった〝個人的な想い〟を抱えていたとしたら。 戦国の関東。 北条家家臣・清水吉広は、使者として越後の武将・長尾景虎(後の上杉謙信)と山寺で対面する。 互いに「義」を掲げ、敵同士として刃を向け合う立場にありながら、その静かな佇まいと迷いを抱えた眼差しに、吉広は強く惹かれていく。 しかし時代は二人を許さない。 名が変わり、立場が変わり、同盟と敵対が交錯する中で、彼らは幾度となく「選ばない」決断を重ねていく。 触れず、呼ばず、踏み出さぬまま――それでも、確かに通い合ったものがあった。 ※注意書き 本作は史実を基にした歴史IF作品です。 人物同士の関係性・感情描写には創作解釈を含みます。 ※参考文献 ・日本の歴史 戦国人物伝 『上杉謙信』『北条氏康』(ポプラ社) ・『関東戦国史 北条 vs 上杉 55年戦争の真実』(黒田基樹 )

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カクヨム2026/03/02
  • 現在の作品選ばなかった名を、義と呼ぶ