あらすじ

生物学を学ぶ大学生・亘理亨は、幼いころから父と通っていた逢藻湿原を研究対象としている。 父が最も大切にしていた場所であり、亘理にとっても原点のような存在だった。 ある日、調査中の亘理は、湿原に古くから祀られていた祠が老人によって破壊される場面を目撃する。 通報して駆けつけた警察は、まるで“毎年のこと”であるかのようにそっけなく、 「今年は、いつだったか」 と意味深な言葉を残して去っていった。 湿原で起きた異様な出来事。 警察の不可解な態度。 そして、父が突然研究をやめ、姿を消した理由。 亘理は、誰よりも愛した湿原が“正常である”ことを証明したいだけだった。 だが、調べれば調べるほど、湿原の周囲には小さな違和感が積み重なっていく。 逢藻湿原に隠された秘密とは何なのか。 そして、父は何を知ってしまったのか。 亘理は、真実を求めて湿原の奥へと踏み込んでいく。

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カクヨム
カクヨム2026/03/02
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