あらすじ
高校二年の春。\nりぬは、るぅ・ころ・さと・ジェ・ななと同じクラスになる。\nけれど、その教室にはいくつもの片想いが静かに絡み合っていた。\nるぅは、りぬを想い続けている。\nさとは、無邪気なころに届かない恋をしている。\nジェは、気づかないふりをするななを見つめている。\nそして――りぬは、誰の気持ちも受け取れない。\n「好きになるのが怖い」\n失うことへの恐怖から、りぬは恋を拒み続ける。\nだが、るぅのまっすぐな想い、さとの痛み、絡み合う友情と嫉妬が、少しずつりぬの心を揺らしていく。\n学園という閉じた世界で、\n優しさは刃に変わり、\n想いはすれ違い、\n恋は誰かを傷つける。\n壊れたくないのに、壊れていく。\nこれは、\n“好き”から逃げ続けた少年が、\n本当の気持ちと向き合うまでの物語。\n友情か、恋か。\n救いか、崩壊か。\n春はまだ、終わらない。