あらすじ
犯罪に手を染めた男は、裏切りと絶望の末に命を落とす。
その瞬間、彼の前に現れたのは灰色のローブを纏い、正体も性別も不明な謎の存在“テラストラ”。
彼は自らの罪を償うため、新たな世界での転生を命じられるが、それは前世の業が影を落とす厳しい運命の始まりでもあった。
ラドという名で異世界の貴族の子として生を受けた男は、幸福な幼少期を送る。
しかし、その平穏は屋敷を襲撃した賊によって崩れ去り、家族を失った彼は奴隷商人に売られる。
その後、隙を見て逃げ出し、雪原を彷徨う中で前世の記憶を取り戻し、再びテラストラの声を聞く。
彼の運命にはこの世界を蝕む恐ろしい存在、“シェイド”が深く関わっていた。
シェイドは生物や物体に寄生し、取り憑かれた者は自我を失い、人々に災厄をもたらす恐るべき存在だった。
ラドは、魔法が失われた世界でその力を持つ唯一の存在としてその標的となるが、前世の罪を背負う彼には、人間不信と冷酷な心が宿っていた。
その過酷な運命の中、彼は仲間たちとの出会いやシェイドとの戦いを通じて、自らの過去と向き合い、罪を償いながら新たな使命を受け入れていく。
果たしてラドは、シェイドの脅威に立ち向かい、世界に光をもたらす存在となれるのか?
罪、贖罪、そして希望の物語が、闇に覆われた世界で今、幕を開ける。