あらすじ
乙女ゲームの噛ませ犬悪役貴族、ヴィクトル・フォン・アッシュに転生した俺。
原作シナリオ通りにいけば、今夜の屋敷襲撃イベントで俺は顔に酷い傷を負い、メイドのセリアは俺を庇って死ぬ。
前世で特殊部隊員として戦い尽くし、あっけなく戦死した俺は決意していた。
「絶対に、もう戦いたくない。安全な場所でニート生活を送る」と。
剣を振るうなんて疲れることはせず、軍事知識と手先の器用さ(魔力コントロール)を活かし、自室へのルートを魔法の指向性対人地雷《クレイモア》だらけの完全な『キルゾーン』に改装。
「わざわざ起きて戦うなんて御免だ」とふかふかのベッドで安眠している間に、襲撃にきた凄腕の暗殺者たちは勝手に見えない地雷を踏み抜いて自爆していく。
その一方的な蹂躙(結果)だけを見たメイドのセリアは、俺を「圧倒的な力を持つ冷酷無比な支配者」と完全に勘違いし、狂信的な忠誠を誓ってきて……!?
本人は最高級の羽毛布団で二度寝したいだけなのに、周囲の無駄な深読みによって敵対勢力を勝手に殲滅し、理不尽に覇道を突き進んでしまう、すれ違い軍事ファンタジーコメディ開幕!