あらすじ
【エブリスタ小説大賞2025 河出書房新社×梨「ホラー短編賞」】参加作品です
影山透は、ラブホテル街のコンビニで夜勤をこなしながら、誰にも認められない日々を生きている売れない漫画家だった。
ある日、彼女のSNSに不気味なDMが届く。
『深夜0時にGhostMentionをフォローして『話しかけたよ』とDM。すると、アカウントが消え、現実でも忘れられる。怖いけど、面白いネタ。漫画にしたらバズるよ』
透はこれをただの都市伝説と割り切り、バズるためのネタとして漫画を描き上げる。思惑通り、漫画はネット上で爆発的に拡散され、透は長年渇望していた「承認欲求」を遂に満たした。
しかし、ネット上で称賛されるのとは裏腹に、現実世界での透の存在は薄れ、周囲の記憶から少しずつ「影山透」という人間が消えていく――。
ネットの海を漂う呪いのハッシュタグ。
世界から自分の存在と記憶が消去されていく恐怖を描いた短編ホラー。